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つれづれ読書 一覧

chikaku.jpg以前からウェブ連載されていたコラム「近くて遠いこの身体」が単行本化されるとのことで、とても楽しみにしていました。元ラグビー日本代表フルバックの平尾剛さんの著書です。

ご自身がプレーヤーとして19年間ラグビーにたずさわり、引退してからもなおスポーツ科学の見地から、さまざまな考察をされています。「考えに考え抜いて、それを忘れ、身体の感覚に委ねる」ということ。言葉にすれば簡単ですが、なかなかその境地にまでたどり着きません。でも、こうして平尾さんがご自身で経験されたことをふまえながら書かれた文章を読むと、「身体の中ではこんなことが起こっている・・・のかも?」ととても興味をそそられるのです。

身体を使う、スポーツをするということについて、選手や指導者の方はこういう目線も持つと視野が広がると思います!

近くて遠いこの身体 (amazonリンク)

hotzone.jpg全世界がエボラ出血熱の脅威にさらされている今、20年前に発刊されたエボラウイルスをめぐる壮絶なノンフィクションが緊急復刊したとのこと。これは読まねばならないでしょう!と思って読み出したのはいいのですが、想像を絶する内容に涙目になりながら読みました。こわい、こわすぎる。

現在ではエボラウイルスは空気感染しない、とのことですが、当時はこうしたことも考慮した上での、未知のウイルスとの闘いだったんですね。感染症に対する読み物としても非常に勉強になりました。でもしばらくは血を見るだけで絶叫しそう・・・。

あと本の真ん中にあるシンボルは「危険レベル4」区域に指定されたエリアを示すものです。ニュースでもこのシンボルが表示されたドアがよく登場しますので、ぜひチェックしてみてください。

ホット・ゾーン――「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々

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